院試に失敗した自分から大学院受験する人たちへ

今日はミーティング。進捗は悪くない感じだけど、今週末までにある程度形にしてアウトプットしないといけないのでちょっと苦しいところ。
6月は普通の土日休みしかないので授業の発表用スライドもフル稼働の模様…う〜ん…

そろそろ大学院を目指す人たちはオープンキャンパスも終わって本格的に院試モードなのではないでしょうか。

そういう自分も1年前はそんな受験生でした。タイトルの通り、私の院試ははっきり言って失敗でした。そんな私が何か書いても需要があるかわかりませんが(合格した人の話よりも参考になることもあるかなぁと勝手に思うので)、自分への戒めも込めて書いていきます。

まず、外部大学院受験の際には必ずオープンキャンパスなりオープンラボの機会を見計らって見学に行きましょう。これは直接受験につながるわけではありませんが、これによりいろいろと自分に足りないことがわかることがあります。

まず、その研究室が本当に自分に合っているのかというのが非常に重要です。外部受験の際には、ほとんどの人が自分にとってチャレンジングな大学院を受験すると思います。確かに偏差値の高いところを目指すのは大事なことです。私もそうでした。しかし、それ以上に上述のことを気にしてください。入学したのちに思ったような研究室ではなかったとしたら、自分だけではなく指導教官、同じ研究室の仲間も不幸なことになるでしょう。そういう意味で、受験先の状況を知ることが重要です。Webサイトなどの目先の情報だけでなく、できれば教授と直接話をする機会を設けてください。場合によっては自分の研究にあった、ほかの大学院を紹介してもらえる可能性もあります。

続いて、自分の行っている研究(まだ研究に手がついていない人は興味のある分野)について、口頭で説明できるようになってください。オープンキャンパスに行けば、相手先の院生や先生方にほぼ100%聞かれることです。おそらくほとんどの人がそれくらいできると思っているでしょう。でもそれは、自分の仲間内だけの話ではないでしょうか。いくら同じ分野の研究を行っていても、専門用語を並べたような説明では、相手は理解してくれませんし、そんなことを聞きたいのではなくて、もっと大きな枠組みでの説明を求めています。どんな研究をどのようなアプローチで行っていて、それにより何が嬉しいのかくらいの説明でよいと思います。そこからは相手の質問に答えていきましょう。一番いい練習になるのは、研究室外の大学の友人なり先生に説明することだと思います。そこで理解してもらえれば問題ないでしょう。去年の自分を振り返ると、この部分が一番欠けていたと思います。相手に伝わらないのを相手のせいにしてしまっていたような気がします。

口頭で説明できれば、小論等があっても全く問題ないでしょう。文章に矛盾がないように、注意しながら書いていきましょう。できれば先方の先生や学生の方に添削してもらえればBESTですが、できない場合は指導教官(外部院に進学するとなると頼みにくいのかも…私は全く問題ありませんでしたが…)にお願いするのも手です。

私はどちらの大学院とも研究室に訪問させていただきました。先ほども書いたように、ここでの口頭説明はひどいものでした。でもそれを徹底的に直そうとしなかった。自分としては相手に伝わる説明だと思い込んでいました。私のような人はそうはいないと思いますが、一度自分の研究を1から考えてみるのも、様々な意味で重要だと思います。

学力に関しては(大したこと言えないので)特に触れません。ですので、学力重視の大学院を受験の方はそちらを優先してください。

最後に、自分のやりたいことができる環境であれば、どんな大学院に入ろうが充実した2年間になると思います。就職等不安な面もありますが(私も不安です)、それ以上にやりたいことはなんなのかをしっかり考えて、それに合わせた選択を行ってください。

えらそうなことを言いましたが、所詮は失敗した人の言い訳みたいなものなので、忘れてもらってよいと思います。
第一志望に合格できるよう、頑張ってください!